陽の木ヒューマンケア

【障害福祉の現状と新しい価値】

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今回は、今巷で行われている障害福祉事業の現状について考えてみようと思います。

 

 

福祉事業の現状

 

 

一例として、パン屋やお菓子つくりをする福祉事業をよく見かけます。個人的な感想としては、一概には言えないもののお客さんの数は一般の店舗に比べて少ないように見えますが、どうでしょうか?

 

作られたパンを食べたら、実は町のパン屋さんと比べても遜色がないのかもしれません。

しかしお客さんは多くないように思います。

お客さんの立場からすれば、「美味しくないパンならもちろんだけど、普通のパンでも特にその店で買う理由がないから」だと僕は思います。

(くれぐれも障害者の方の仕事に価値がないといってるのではなく、事情を知らない他人が見たらという観点で書いております汗)

 

それではおいしいパンであればお客さんは来てくれるのかというと、残念ながらNOだと思います。

 

それはなぜかといえば、お客さんは最終的に作られた商品を見る機会がなく、それではただの商品としてしか見られないからです。

ただの商品である以上、ライバルは「たくさんのお金を武器に、効率よく原価を抑え、品質が良い製品を作る」大手パンメーカーや、「個人ブランドや流行りのコンセプトを打ち出している」有名なパン屋などになってしまいます。

 

カフェのような設計でよい空間を作っているという自負がある施設もあるかもしれませんが、上場している企業こそ、カフェではよい空間を全力で演出しているわけです。

それは、よい空間を提供することが集客に繋がることを知っているからで、空間にも「商品の価値」を認めているということです。

 

 

福祉の強みと環境

 

 

それでは、障害福祉が持っている価値って何だろう?

障害福祉において、障害者の人が持ちうる強味と環境について考えてみました。

 

・福祉で商品を作っても、コンビニや専門店の商品と無意識のうちに比べられてしまう。

・一方で、中で働いている人は、品質の良い商品を作ろうと一生懸命努力をしている。

 

ここで見直してみるべきは、もう一つの価値だと僕は思いました。

それは、助け合い、弱み、共感、喜怒哀楽などの「ストーリー」です。

 

 

例えばジャンプの有名な主人公しかりで、弱さを見せない人間よりも弱さがあるものに人の感情は動かされやすく、仕事においては健常な人であれば許されづらい弱さを、障害のある人は前面に(もちろん正しいフォローも必要)出せるという強味もあると思います。

そして一方で、必ずしも採算ベースに乗せて厳格な結果・成果を強制しなくてもいい、という余白も残されているのです。

 

 

これらの条件を最大限に生かして作るべきものは、むしろ製品よりもストーリーではないかと思います。

 

景気のいい時代はモノを手に入れることに対して価値観が傾いていました。

しかし景気の先行きが不透明なこれからの時代は、モノを手に入れる感動や価値が減少していく傾向があり、代わりに体験・経験の需要が増えつつあります。

もともと障害福祉には一般的な企業にはない価値が存在するはずです。

これからは、ストーリーの価値を上手に表現していく事業者が価値を発揮するのではないか、という話で今回は終わりにしたいと思います。

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