陽の木ヒューマンケア

【福祉・介護において重要な価値とは(利用者編)】

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介護・福祉を利用する人が求めるものとは?

 

前回は、働くということに対して人が求める価値観、欲求についての意見を書かせていただき、その中で介護・福祉の働く人が求める価値観について考察してみました。

 

介護・福祉という業界は、前回挙げた三つの欲求の内、金銭欲求以外の二つ(社会欲求、自己欲求)を満たすことができます。

 

社会欲求=正しいことをしている、社会的に必要とされることをしている。

自己欲求=利用者や職場で認められることで、「役割の確立=自己肯定感」が高まる。

 

前回は、この2つがこれからの時代の人が求める価値観になってきているという結論を出しました。

そして今回は、介護・福祉のサービスを受ける側の人、つまり利用者の価値観について書いていきたいと思います。

 

 

 

介護施設で感じたこと

 

僕は仕事柄、介護施設に行く機会が良くありますが、入居者の方々を見ているととても面白い光景を見ることがたまにあります。

ただぼーっとしている方や騒いでいる方など色々な入居者の方々がいますが、とても興味深いのは「自分の役割を果たそうとしている人」がいることでした。

そのような方々は「あら業者さん、こちらへどうぞ~」とか、「私は○○をする仕事をしているから、よろしくお願いします。」のように自己紹介をしてくれて、入居者さんの中で自分の役割を見つけて、率先してやろうとしているようでした。

直接僕にコミュニケーションをとろうとする人以外でも、お互いに話をしあったり、誰かが騒いでいる人をなだめてあげたり、人形を抱いているおじいちゃんがいたりと、そこにはキャラクターと役割が成立していたんです。

 

これは個室でただ職員の方といるだけでは生まれないコミュニケーションだし、同じ年代、境遇の人だから盛り上がる話もあるようで、施設にもよりますが、客と従業員という割り切った関係ではない、人間同士のコミュニケーションが展開されています。

その中できちんと自分の役割がある人はとても楽しそうで生き生きとしている様子だし、正直なところ、僕が見てきた施設の中では職員さんがいい雰囲気の施設ほど、入居者さんが自由で、コミュニケーションが豊かだなという印象があります。

 

 

 

利用者にとって福祉・介護において重要な価値とは

 

介護・福祉の仕事は、職業的に役割を見出して自己肯定感が高まるということを書きましたが、職員の方がいい雰囲気でコミュニケーションを取ることで、利用者さん同士でもコミュニケーションが豊かになり、その結果それぞれの役割が生まれてくるのではないかと思います。

そして、利用者さんにとっての価値とは、自分の個性を生かしていき、役割を持つ(正確にいえば、自然と役割を担っている)ことだと考えました。

 

逆に、職員の方がただ淡々と割り切って仕事をこなしているような施設では、仕事から価値を感じる機会は少ないように見えました。そしてそのような施設では、食事で利用者さん同士が集まっても活発なコミュニケーションはなく、おとなしくご飯を食べているだけ、といった感じでした。

つまり、職員の方々のコミュニケーションの様子が、入居者の方々にコミュニケーションに大きく影響を与えているのだと思います。

 

まとめると、入居者さんが個性を発揮して元気になるためには、入居者の方々がコミュニケーションを取り、役割が生まれることが必要で、それには職員の方々自身が役割を発見し、積極的にコミュニケーションを取っていくことが大事である、ということになります。

 

 

次回は働く人、利用者ともにゴールを目指す価値設計を、エンタメでどう作りあげるかについて書いていきたいと思います。

 

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