陽の木ヒューマンケア

【福祉・介護で得られる重要な価値とは(働く人編)】

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今回は、福祉・介護という業種において働く人を中心に、どのような価値観が見られるかについて述べたいと思います。

この価値観の発見は、介護の業態に昔からある言葉である「3K(きつい・汚い・給料安い)」に対する解決の糸口にもなり得るので、よく考えてみたいと思います

 

 

 

仕事の価値観とは??

 

仕事の価値観をより具体的に考えると、人は仕事に対する欲求は大きく分けると3つになると思います。

 

・金銭的な充足、働いた分これぐらいの給与が欲しいという金銭欲求

・社会的にみて面白い、革新的、正しい、必要とされているという社会欲求      

・自分自身がチームや組織の中で必要とされる、認められる、能力が発揮できているという自己欲求

 

自分の欲求がこれらの3つの欲求においてバランスよく満たされている状態だと、仕事を続けることに意味がある、つまり、やりがいがあるという気持ちになるのだと思います。

対して、給与だけ良くても他の2つの欲求がほぼ満たされない職業は、よっぽどお金のことだけを考える人以外は、やりがいを感じることができないということになります。

 

 

これを介護の業界で考えてみると、給与面においては平均的に良くない業種ですが、社会欲求の中の「正しい、必要とされる」の部分はほぼ満点と言える職業だと思います。

また人との関わりが中心な仕事ですので、きちんとチームの一員として仕事ができれば、自己欲求の面でも満たされやすい仕事だともいえます。

 

したがって、介護・福祉系の職業は給料は高くはないけれども社会的には認められており、利用者さんや他の職員から認められることがモチベーションになる方であれば、とてもやりがいのある仕事であるということになります。

 

極端な例えですが、昔の金貸し屋さんと、福祉・介護の仕事、どちらがやりがいをもって働けると思いますか?という話だとイメージしやすいかも知れません。

(金融はダメとか、介護・福祉はただ大変だ、と言う話ではありません)

 

それでは話は介護・福祉に戻って、介護で一番満たされやすい価値観・欲求はなにかというと、「役割の確立=自己肯定感」ではないかという答えにたどり着きます。

 

つまり、自己肯定感が低くなるような境遇、環境、性格で育った人にとっては、介護・福祉で満たされる価値観こそまさに彼らが一番満たされたいものではないかと僕は考えました。

 

性的マイノリティーの方なども、今までは自分を肯定しにくい状況で生きてきたはずであり、その中で福祉に出会うことによって「自分ならではの役割が発揮できた」=「自己肯定感が大きく上がった」のではないかと推察できます。

 

つまり、自身を認められなかったり否定されたりしてきた人にとって、福祉・介護の世界における人との関わりの中で認められ、受け入れられることで自己肯定感が上がるということは、給与面でのデメリットがあったとしてもそれ以上に得るものが大きく、やりがいのある仕事になっているのではないかと思います。

 

 

 

個人の価値観の時代

 

近年は、年々仕事に対する金銭欲求を満たすことは難しくなりつつあり、かつ個人の考えやマイノリティーに対する寛容性がとても大きくなってきています。

 

また、2020年の東京オリンピック(コロナで翌年に延期になってしまいましたが)においては、今までにないぐらいパラリンピックの特集が多く、テレビを見ている人も障害のある人に対して「特別な人」という感覚が弱くなってきているのは間違いないはずだと感じます。

 

その中で今求められるようになってきたのは、「お金以外の価値観」だと思います。

 

そのような時代の流れを考えたときに、実は介護・福祉で得られる価値観は、今まであまり重要視されていなかったけれど、これからの時代が求める価値観と合致してきている気がしています。

 

つまり、介護・福祉が新たな価値を持ってきているぞ、という見方ができるということで今回の話は終わりにしたいと思います。

 

 今回は働く人の価値観について書きましたが、次回は介護を受ける側の人の価値観について考えていきたいと思います。

 

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